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絹十綿 解し銘仙ストール

2016/03/08

栃木県足利市と桐生市、両毛産地は古くからの織物の街です。
主に絹織物を得意とする同産地は、明治から昭和初期に一般女性の間で流行した銘仙その生産量で日本一になりました。
今は洋装が主流になり、工場の数はほんのわずかになってしまいましたが、昔とかわらぬ技法で今も銘仙織物を織り続けています。
本来、銘仙、絣、紬など、着物のための織機を使い、ストール、マフラー用に新たに織り上げたのが当店オリジナルのストールです。

足利市・桐生市(両毛絹織物)

「銘仙」は洋服が主となる明治から昭和初期にかけて流行した日本最後の普段着の着物です。
素材は絹を中心とし、1年通じて使えます。
特に「足利銘仙」は鮮明度のある高い質感、現代でも古くさくさを感じない大胆な色の配色やデザインが特徴です。
当時では、奇抜で斬新なデザインとして若い女性のお洒落心や柄への興味をひきつけてきました。

「解し銘仙」とは、絹織りのひとつ、「解し織り」を応用した銘仙の事です。
まず経糸をずれないよう仮織し、柄を型染め。そして仮織の緯糸をほぐしながら、正式な緯糸を通して本織していきます。
この2度織る作業を行う事で、緯糸と経糸の色を故意的にずらしていき銘仙独特の色の境界をぼかした模様を織り上げる事ができます。



絹織物の産地「桐生、足利」の「着物地ストール」の代名詞ともいえる、この伝統的な着物の織りを使ったストールが入荷しました。
昔は普段着として多く織られていた「銘仙」ですが、今では生産量も少なく、貴重なものとなってしまいました。
軽くて暖かく通気性の良い絹(シルク)を活かした素材は、ストールでも実用的。もちろん手洗いも可能です。
お着物で合わせるのはもちろん、絹の光沢感が美しいので結婚式やパーティーなどのドレスコードのアクセントにも素敵です。昔の織機でなければ表現できないこの絶妙な色合い、織によるぼかしの効いた模様はぜひその目で確かめていただきたいです。




絹十綿 解し銘仙ストール
サイズ:H1760×W445(フリンジ90mm)
素材:絹(シルク)100% 価格:32,000円(税)


「解し織り」のため、フリンジにも柄が染められています。

現代にストールとして蘇った「銘仙」。
お色の展開はありますが、それぞれ一点もの。
今後入荷の難しい貴重なストールです。お早めにご覧下さい。

kukuliスタッフ

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