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畔織 いろいろ

2022/02/28

kukuliには様々な織り模様の商品が並んでいますが、特に両毛産地(栃木県足利市・群馬県桐生市)のストール、マフラーは表情豊かです。
今回は「畔織」にスポットを当ててご案内します。




【畔織】あぜおり

経糸または緯糸のどちらか一方が他の糸数本を跨いで平織に、または太さの違う糸を取り混ぜて平織にした織物で、経か横の方向に畦が現れるようにした織物です。
布の表面にでこぼこの畝ができるため、畝(うね)織ともいいます。緯方向に太い畦があるものを経畦織、経方向にあるものを緯畦織といいます。

織物の基本になる3つの組織(三原組織)
・平織り:経糸と緯糸を1本ずつ交互に交差させた規則正しい織り方。
・綾織り(斜文織):デニムなど。糸の交差部分が斜めに並ぶ織り方。
・朱子織り(サテン):糸が長く渡った、滑らかで光沢に富む織り方

畔織は平織りが変化した組織です。

kukuliで販売している畔織のストールに近付いてみました。



平織りと畔織を1枚に施しています。
白い経糸が束になったところをグリーンの緯糸がまたいでいます。




白×水色ミックスの経糸の束を、2本にした白い緯糸がまたいで独特のリズムを作っています。




糸の色、太さを変えた経糸を緯糸が跨いでいます。
糸の空間も遠目で見るとしっかりデザインになっています。
1枚の中に職人さんの技術が詰まっています。

ぜひ店頭で広げた様子もご覧になってください。

※どちらのストールも数に限りがございます。売り切れの際はご容赦ください。

 



タテの畔道がよく見えるストールはこちら。





平と畔縞ストール/kukuli Original
素材:絹(シルク)73%、ウール27%
サイズ:H1700×W480(フリンジ80mm)
価格:8,000円(税込8,800円)
原産国:日本(栃木県足利市・群馬県桐生市)

平織りの中で活きる畔織を観察してみてください。

kukuliスタッフ

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