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kukuliストールと天然繊維のお話

2016/07/22

くくり神楽坂では、織はもちろん繊維にもこだわったストールを数多く販売しています。

・シルクは高価で肌触りのなめらかな素材?
・麻はシャリ感があるから夏向き?
・綿は洗濯もできて扱いやすい?

一般的にこのようなイメージが多いのではないでしょうか。
「数多くある中から一番いい素材(繊維)って?」
お客様からのこの質問をいただくと、どうお伝えすると分かりやすいか、いつも難しく悩んでしまいます。
繊維はそれぞれのメリット、デメリットを持っています。

今回はそれぞれの天然繊維について、くくりストールとともに少し詳しくご紹介します。
植物繊維綿、麻
【絹十綿】15乱風通縞ストール 綿100% 緑 3500円(税別)→SALE20%OFF 2800円(税別)

綿
ワタ(アオイ科ワタ属)から取れた木綿。繊維は種子の表皮細胞が成長したもので、花が咲いたあとにできる実が成熟しはじけて中から白い綿繊維が出てきます。(綿花)産地や種類も多く、「スーピマ綿」は繊維が長く高級な綿とされています。
メリット
繊維の先端が丸みを帯びており、肌触りがよく涼しい素材。吸水性に富み、熱に強くて丈夫。染色性や発色性に優れている。
デメリット
中空繊維のため水分を吸うと膨らみやすく、乾燥すると縮みやすくなる。水分を吸う分、重たくなる。シワになりやすい長時間日光にあたると黄変しやすい。洗濯や着用で毛羽立ち、白化がみられる。



【ケンランド】トップ染リネンニットストール 麻100% ブルー 7500円(税別)




アサ科アサ属の大麻から取れた繊維。もっとも最古の繊維と言われている。採集する箇所は
麻な中でもその種類は20種類近くあり、日本では亜麻(リネン)、苧麻(ラミー)が流通されており、大麻(ヘンプ)は指定外繊維となる。葉と茎の部分から採集される。繊維の中央が空洞になっており、吸ったり吐いたりする力を持っている。
メリット
通気性が良く、水分の吸湿や発散性に優れているため、保温性もよく、生地自体には清涼感がある。シャリ感がある。水に濡れると強度が増し洗濯に強くなる。
デメリット
シワになりやすく、摩擦で毛羽立ちやすい。保湿に乏しい。濃い色は白けやすい。繊維が固く、肌にチクチクとした刺激がある。


動物繊維絹・羊毛・アルパカ・アンゴラ・カシミヤ・モヘア

【絹十綿】裾15本モールストール 絹100% 4500円(税別)→SALE20%OFF 3600円(税別)



蚕の繭から取れた動物繊維。蚕の繭から繰り取った糸を生糸といい、1粒の繭から約1500mぐらいの細く長い糸が取れます。養殖して作る家蚕絹と野性の繭を使う野蚕絹に分けられます。こすりあわせると「キュッキュッ」と「絹鳴り」がします。繊維断面の形が三角形に近く、こすり合わせたとき繊維が引っかかりあうためで、凹凸のないナイロン繊維ではこの音はしません。天然繊維の中ではもっとも細い(髪の毛の約30分の1)長繊維です。
メリット
美しい光沢がある。ドレープ性が特徴肌触りが良い風合が良い。保温性・保湿性・発散性に優れている。人の肌と同じタンパク質でできているため、肌に優しい。紫外線もカットする。とても軽い。
デメリット
シミになりやすい。酸やアルカリに弱い。水に濡れると縮みやすい。熱、摩擦に弱い。害虫を受けやすい。

羊毛(ウール)
羊の毛から取れた繊維。人間にもっとも近い家畜として世界全域で飼育されています。
各地で品質改良が続けられ今日の良質の毛を生産するようになりました。
一般的には羊の毛を指しますが、広義ではアンゴラ、アルパカ、ラクダの毛も含まれます。
メリット
保湿性と保温性が高い。シワになりにくく型崩れしにくい。抗菌、消臭機能がある。水をはじき湿気をよく吸収する。
デメリット
洗うと縮みやすい。害虫を受けやすい。毛玉ができやすく、フェルト状になる。

今回は天然素材についてお話しました。意外とどの繊維もオールシーズン使えそうですよね。ぜひストール選びに迷った際はご参考にしてみてください。
そして実際に触ったり、試着してみて、ご自身に合う繊維を探してみてくださいね。
くくり神楽坂のストールは天然繊維の素材が多いのですが、素材の強度をあげるためにも化学繊維の入っているストールも販売しています。
次回は再生繊維、合成繊維のメリットデメリットについてご紹介します。



ご紹介ストールは、店頭で販売中。
絹十綿ストールは絶賛SALE中です。ぜひご来店おまちしております。

kukuliスタッフ

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